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こんにちは。
takaです。
これまで育休の制度やもらえるお金について紹介してきました。
今回は男性の育休に関する数字7選を紹介したいと思います。
まだまだ男性の育休は知られていないと思います。
政府公表のデータや民間企業のアンケートで得られた数字から育休の実態を見てみたいと思います。
一緒に男性の育休制度の理解を深めていきましょう。
13.9%
2021年の男性会社員の育休取得率です。
過去の男性育休取得率の変遷は下記の通りです。
厚生労働省「「令和3年度雇用均等基本調査」結果を公表します~女性の管理職割合や育児休業取得率などに関する状況の公表~」より
2019年の取得率が7%だったのに対して、倍増し、9年連続増加しています。
ただし女性の育休取得率85.1%とに比べるとまだまだ低いのが現状です。
政府としては、2025年までに取得率30%を目指していることを発表しています。
ちなみに13.9%は皆さんの職場での実感と合っていますか?
私個人としては、ちょっと多いなというのが実感です。
72%
育休取得期間2週間以内の割合です。
2018年ですので少し前のデータですが、育休を取得した男性の72%が2週間以内の休業期間です。
2020年のデータですと5日未満の割合は28.3%と減少しておりますが、それでも4人に1人以上は5日未満の休業期間です。
※2020年は5日未満の取得割合のみ公表
仕事の関係や職場の理解欠如など長期間にわたって休業することが困難なことが現れたデータかなと思います。
5日未満ですと仕事の影響も限定的ですし、職場の理解も得やすいと思います。
2週間だとあまり育児の参加や妻のサポートにはならないと思いますので、個人的には少なくとも3カ月以上休業することをお勧めします。
また、育休取得すると社会保険料の支払いが免除になるため、育休を取得している可能性があります。
法改正により2022年10月からは社会保険料の免除のための育休取得はできなくなりますが、本来の目的の育児休業が浸透してほしいですね。
25%
1995年に育休を取得した場合の給付金の割合です。
1995年から給付金の割合をグラフにしました。
現在は67%ですので、25%は半分以下です。しかも25%のうち、5%は職場復帰後に支払われます。
例えば、月収30万円の方の場合、
1995年
休業開始時賃金日額(30万円×6カ月÷180)×支給日数(30日)×給付金の割合(25%)
=7万5,000円
2022年
休業開始時賃金日額(30万円×6カ月÷180)×支給日数(30日)×給付金の割合(67%)
=20万1,000円
1995年と2022年を比較した場合、12万6,000円も差があります。
正直7万円では生活していけませんので、長期間育休を取ることはほぼ不可能だったと思います。
この30年近くでお金の面では状況が良くなってきていると言えると思います。
1995年に入社した方は現在50代の方々で、役職に就いている方も多いかと思われます。
自分たちが育休を取ることができなかった、そういった世代の方々の理解を得ることはすぐには難しいかもしれません。
ですが、国も法改正を進め、育休取得を推進していますので、お金の面だけでなく、職場のサポートも得られるように変わっていくといいですね。
18万7,003円
男性の育休取得者の平均給付月額です。
19万円あれば、節約等で生活には困らないレベルかと思います。
「平均でどれぐらいもらえるの?」といったざっくりした質問に対する回答になります。
また厚生労働省のHPでは、給与別の給付金額を下記の通り紹介していますので、ご参考までに紹介します。
給付金額(月額) | ||
給与月額 | 育休開始から6カ月以内 | 育休開始から6カ月以降 |
15万円 | 10万円 | 7.5万円 |
20万円 | 13.4万円 | 10万円 |
30万円 | 20.1万円 | 15万円 |
個人の給与によって異なりますので、詳しくは、下記の投稿を参考に算出してみてくださいね。
一方女性の平均給付月額は、13万4,409円になります。
男女で比較するとおよそ6万円の開きです。
男女ともに給付金の計算方法は同じですので、給与の差です。
パートやアルバイト等も含めた数字になりますが、男女格差が出ています。
政府は女性の社会進出のために育休を推進していますので、今後格差がなくなっていくといいですね。
40%
男性育休を取得しなかった理由の40%が「職場の理解の欠如」です。
上記は民間企業が男性育休を取得しなかった方に対して行ったアンケート結果です。
育休期間が終了し、いざ職場に復帰したら仕事がやりづらくなったりしては困りますからね。
私自身も不安に思っている部分です。
男性の育休が世の中に浸透するよう、私も情報発信していきます。
30%と2時間
男性の育休取得者のうち30%が、1日に行う家事・育児の時間です。
育休中の一日あたり家事・育児時間が2時間以下の夫(パートナー)が約3人に1人です。
このような育休取得を「とるだけ育休」と言います。
妻側のアンケートを見てみると
「普段から家事をしていないため、家事手伝いができない」
「主体的に動く気がない」
「勝手に育休の日程を決めて遊びに行っていた」
などとかなりショックな内容もあります。
このような育休にならないためには、普段から家事を手伝い、育休を取得する前に家事分担などをパートナーと決めておくといいと思います。
我が家でも「家事の分担」や「子供2人をどっちが見るか」など事前に決めてから育休に入りました。
有意義で意味のある育休になるよう抜かりなく準備を進めたいですね。
83.9%
「もう一度育休を取得したい」と思う育休取得者やそのパートナーの割合です。
育休取得者からするともう一度育休を取りたいと思う方がほとんどのようです。
アンケートではお互いの感謝や理解が深まったとのコメントが多く、単に育児するための育休ではなく、パートナーとの絆を深める期間にもなっているようですね。
育休が終わったときに良い1年だったと思えるように私も育児や家事に日々向き合いたいです。
まとめ
taka
いかがだったでしょうか?
育休に関する数字7つを紹介しました。
男性の育休に関する良い面も悪い面もありましたね。
個人的にはとるだけ育休はびっくりでした。
育児だけでも授乳、おむつ替え、沐浴、寝かしつけなどなどやることが目白押しです。
毎日時間とやることに追われ続けていて、育児や家事をしていない時間なんてないって言えるほどです笑
今後も育休の情報を紹介していきます。
少しでもみなさんの育休の理解が深まり、誰もが取得しやすい制度になれば幸いです。
それでは!