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もう11月、早いものであと2カ月で今年も終わりです。
年末になるとやらなきゃいけないのが、年末調整です。
何も考えてなかったのですが、先日会社から年末調整の書類が送られてきました。
そこで思ったのが、
「育休中って年末調整必要なんだっけ?」
育休中は給付金がもらえますが、収入ではないので必要ないかな?と思ってたのですが、実は必要です。
そこで今回は、育休中の年末調整について取り上げ、育休中でも申告できる控除を解説します。
- 育休中で年末調整なんて頭になかった
- 1年育休取ってるけど、年末調整は必要?
- 育休中の年末調整ってどうやればいいの?
こんな人に読んでもらいたい記事です。
・育休中で収入がなくても年末調整は必要
・会社のネットワークにアクセスできればネットから、できなければ書類を送ってもらい年末調整をする
・申告できる控除は、扶養控除、保険料控除、住宅借入金等特別控除など
育休中の年末調整は必要!
結論、育休中でも年末調整は必要です。
そもそも年末調整は、様々な控除を計算して正しい所得を申告し、税金の過不足を清算することです。
所得は、収入から給与所得控除を差し引いて計算されます。
給与所得 = 源泉徴収される前の給与収額 - 給与所得控除額
給与所得控除額は、家族構成や加入している保険、住宅ローンの有無などによって決まります。
育休中で会社から給与を受け取っていなくても、妻や子どもが居たり、生命保険に加入していたり、控除されるべき条件や金額があります。
そのため、育休中であっても給与所得控除を正しく申告し、源泉徴収されている税金の過不足を清算する必要があります。
育休中でも年末調整で申告できる所得控除
育休中であっても年末調整でできる所得控除を紹介します。
実は、申請できる控除は全て育休とは関係ないです。
つまり育休中であっても、なくても申請できる控除は変わりません。
- 基礎控除
- 配偶者控除
- 扶養控除
- 保険料控除
- 住宅借入金等特別控除
基礎控除
基礎控除は、無条件で一律38万円が控除されます。
配偶者(特別)控除
配偶者の所得額に応じて0~38万円が控除されます。
控除額は以下の通りです。
配偶者の合計所得金額 | 控除額 |
---|---|
~380,000円 | 0円 |
380,001円~399,999円 | 38万円 |
400,000円~449,999円 | 36万円 |
450,000円~499,999円 | 31万円 |
500,000円~549,999円 | 26万円 |
550,000円~599,999円 | 21万円 |
600,000円~649,999円 | 16万円 |
650,000円~699,999円 | 11万円 |
700,000円~749,999円 | 6万円 |
750,000円~759,999円 | 3万円 |
760,000円~ | 0円 |
(引用:国税庁HP)
扶養控除
扶養控除は、下記の条件を満たす親族がいれば、38~63万円が控除されます。
- 配偶者以外の親族
- 16歳以下
- 生計が一緒(生計を一にする)
- 合計所得が38万円以下
保険料控除
支払った保険料を控除申請することが可能です。
具体的な保険は以下の通りです。
- 生命保険料
- 介護医療保険料
- 個人年金保険料
- 地震保険料
- 社会保険料
- 小規模企業共済当掛金
ちなみに生命保険に加入していると「生命保険料」に記入しがちですが、実際は「介護医療保険料」であることがよくありますので、注意してください。
私もすべて書き終えたあとに間違いを発見して、全部書き直しました(笑)
正しくは保険会社から送られてくる書類に記載されてますので、見落とさないようにしてください!
住宅借入金等特別控除
ローン等で新築の住居を購入した場合や既存の家を増改築した場合に受けられる控除です。
利用するためには様々な条件をクリアする必要があり、借入残高に応じて控除額が算出されます。
年末調整の申請方法
育休中で会社に行けないとどのように年末調整をすれば良いのか、気になりますよね。
私の経験を含めて紹介します。
ここでは一般的な年末調整の申請方法について紹介しますので、実際にどうすべきかは、お勤めの会社に問い合わせしてみてくださいね。
ちなみに年末調整は、所得税法で雇い主の義務と定められているので、会社がやらなければなりません。
無いと思いますが、「育休中の人は自分でやってください」などと言われても個人ではできませんので、会社にやってもらうように話をしましょう。
会社のシステムを通して申請
育休中であっても会社のシステムにアクセスできる人は、会社のシステムから申請します。
育休を取っていても取っていなくても年末調整のやり方が変わらないパターンです。
書類を郵送して申請する
会社から申請に必要な書類を送ってもらい、必要事項を記入して、会社に送り返すやり方です。
育休中は会社のパソコンやシステムにアクセスできないことが多いので、こちらのやり方が一般的だと思います。
私も郵送で必要書類を送ってもらい申請しましたが、慣れない作業+手書きのため、3時間以上かかりました。。。。
手書きの年末調整は思っていた以上に大変でしたので、手書きで年末調整される方は、時間をしっかり取ってやるようにしてくださいね。
まとめ
taka
今回は育休中の年末調整について紹介しました。
年末調整は会社員であれば、だれでも申請する必要がありますので、育休中でも申請しましょう。
申告できる控除は、育休中であっても、なくても変わりません。
申請方法は、社内システムか、書類に手書きして郵送するかの2パターンになりますので、育休中の方はお勤めの会社に確認してください。
きちんと年末調整で控除を申告して、税の還付を受けてくださいね。
それでは。