【男性の育休】育休期間は3カ月以上を勧める理由4選

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こんにちは。
takaです。

育休開始から早6カ月が経過しました。
最近は完全に仕事を忘れ、育児と家事とブログに毎日追われています。

これまで男性の育休取得を勧めてきましたが、実際に取るとしたらどれぐらいの期間取ると良いのでしょうか?
取ろうとしたときにまず考えることだと思います。

育休を半年経験した私からすると結論は3カ月以上です。

なぜ3カ月以上を勧めるのか、その理由について紹介します。

これから育休を取ろうとしている方の参考になればうれしいです。

みんなどれぐらいの期間取ってるの?

3カ月以上がおすすめと言いましたが、実際に育休を取っている人はどれぐらいの期間取っているのでしょうか?
2つのデータを紹介します。

まずは厚生労働省の2018年のデータです。

下記の投稿で紹介しましたが、育休を取得した男性の72%が2週間以内の休業期間です。
さらに5日未満に絞ると37%です。

 

次に積水ハウスが2022年に47都道府県に住む9,400人を対象に行ったアンケートです。

育休期間の平均は8.7日であり、20代や30代の若い世代の方が取得日数が長い傾向にあります。

積水ハウス「男性育休白書2022」より

 

どちらのデータも育休期間は2週間以内が多いという結果でした。
また、私のように1年など長期間取得している人もいるので、中央値で考えるとさらに取得期間が短い可能性があります。

職場の理解など、様々な要因がありますので、一概には言えませんが、個人的にはかなり短いなという印象でした。

これだけ短いと有給を取るのとあまり変わらないですね。
また、社会保険料免除を狙い、1日だけ取得している人もかなりの数いるのかもしれません。
※なお、2022年10月からは育休期間が1カ月以上の場合のみ社会保険料が免除となります。

育休期間3カ月以上を勧める理由

ここからは3カ月以上を勧める理由について説明します。
皆さんの置かれている立場や環境によって取ることができる期間は異なることは理解していますが、参考になれば幸いです。

3カ月以上無いと育児や子供の成長を実感できないから

育休を取って最初の1~2週間は、初めて長期間家にいる生活に慣れることで終わります
出産直後の母親はあまり動くことができませんので、代わりに多くの家事をこなすことになると思いますが、普段あまり家事をしない人ですと初めてやる家事に戸惑うことも多いでしょう。

1カ月を経過すると日々の家事にも慣れ、赤ちゃんがいる生活が当たり前になってくると思います。
日に日に赤ちゃんは大きくなりますが、寝て、起きて、泣いて、おっぱいを飲んで、また寝ての繰り返しです。
まだ父親が赤ちゃんとコミュニケーションを取ったりすることは難しく、ただ抱っこしている状態だと思います。

2~3カ月ぐらいになると親の顔を見て笑う「社会的微笑」が始まり、時には声を出して笑ってくれるようになります。
この頃になると赤ちゃんと少しコミュニケーションを取ることができ、育児や子供の成長を実感できると思います。

私個人の体験ですが、生まれてすぐのころは長女も次女もあまり可愛いなと思ったことはありませんでした。

女性は、妊娠に伴い体が10カ月に渡って変化し、出産という一大事を乗り越えて、赤ちゃんに出会います。
男性は、ある日突然赤ちゃんが目の前に出てきます。

出産を経験していないので、赤ちゃんが生まれた実感がありません
いきなり出てきて、戸惑う感覚に近かったかもしれません。

最初はどう抱っこしたらいいのかわからず、ぎこちない抱っこをして泣かれたり。
少しずつ抱っこに慣れて、授乳や寝かしつけを経験していきますが、コミュニケーションはあまり取れませんので、泣いてしまう人形を抱っこしている感覚でした。

2~3カ月ぐらいに抱っこしたりじっと目を見たりしたときに笑ってくれて、赤ちゃんとコミュニケーションを取れるようになってから可愛いなと思うようになりました。

そこからいっぱい笑わせるためにあやしたり、手足を動かしてみたり、そういう経験が育児だと思いますし、子供との大切な成長の記憶になると思うので、3カ月以上がおすすめです。

産褥期

出産は女性の体に大きな負担です。

子宮の収縮で痛みが出たり、悪露が出続けたり、骨盤が広がって腰痛が出たり、また帝王切開の場合はお腹に大きな傷もできます。
肉体的な負担だけでなく、精神的にもホルモンのバランスが崩れ、子育てに不安を感じたり、気分がふさぐマタニティブルーズを経験します。
3時間おきの授乳もあるので、睡眠もあまり満足に取ることができません。

こういった状態の中、出産後は6~8週間程度かけて徐々に妊娠前の状態に戻ります。
この出産前の状態に戻る6~8週間を産褥期と言います。

個人差があると思いますが、ひとまず産褥期が終わるまでは奥さんのそばにいてサポートしてあげてください

授乳の間隔

一般的に3カ月を経過すると授乳の間隔が少しずつ広がり、夜も3時間以上寝ることができるようになってきます

最初の3カ月までは、体重や身長の体の成長が著しく、人生でもっとも体重増加率が大きいときです。
体が小さいこともあり、授乳の間隔も短く、おおよそ2~3時間おきです。
また、赤ちゃんによっては、1時間経たずに空腹で泣いてしまったりすることもあります。

ですが、3カ月を過ぎるとカラダの成長も緩やかになり、授乳の間隔も3~4時間と空いてくるようになります。
夜間も3時間以上しっかり寝れるようになる子もいます。

子どもによって差はあると思いますが、母親の授乳の負担も3カ月を境に少しずつ減ってくるでしょう。

家計への負担

以前より紹介している通り、3カ月であれば育児休業給付金は「月給(額面)×67%」を受け取ることができます。

計算は額面ベースですし、社会保険料も免除となりますので、思っていたよりも受け取れる額が多いと思います。

私の受給金額を過去の投稿で紹介していますが、手取りベースで考えても育休後は▲5万円/月です。
3カ月ですと▲15万円ですので、少し外食を止めたり(そもそも産後すぐなので外出できない)、大きな買い物を控えるなどすれば十分乗り越えられる金額ではないでしょうか?
※ボーナスに影響が出ると思いますので、そこはご理解ください。

下記の投稿を参考に皆さんもいくらもらえるのか、計算してみてください。

まとめ

taka

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

いかがだったでしょうか?

今回はおすすめの育休取得期間3カ月について説明しました。
職場の理解や置かれている環境によって取りたいと思っても取れない場合もあると思いますが、一つの目安になればうれしいです。

また、3カ月と言いましたが、本音を言うと取れるだけ長く取った方がいいと思います(笑)
子どもの成長は人生に1度限りですし、約40年の会社員人生で1年ぐらい休んでもいいじゃないかとも思います。

何のために働いているのか、自分の人生の中で何を大切にしたいのか。

育休を考えることで、こういったことを考えるきっかけにもなるのではないかなと思います。

今回の投稿が皆さんのお役に立てたら幸いです。

それでは!

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